
今でこそ、人間は二足歩行で歩きますが、人間は元々四足歩行の生き物でした。
二足歩行になったおかげで、道具を作れる器用さを手に入れ、道具のおかげで本来は狩れそうもない巨大な生き物に対抗できるようになりました。
しかし、この本来類人猿にとって不自然な二足歩行は、人に骨盤の歪みや、他の健康問題をもたらします。
(人類は、内臓が不自然に圧迫されています。あまり骨格が最適化されていません)
そして、正しい歩き方・正しい姿勢での歩き方とは、人体にあまり負担をかけない歩き方です。
そのためには、どうすればよいのでしょうか?

少し話は戻りますが、
「正しい姿勢」
とは何でしょうか?
子供の頃に両親や先生から「姿勢が悪い」、「姿勢を正せ」と言われた方は多いと思います。
「正しい姿勢」と人が言うとき、そこには大きく2つの定義が混在しています。
1. 見た目的に、キチッとしている印象を与える姿勢
2. 背骨・骨盤・内臓に負担を与えない姿勢
こちらの1.2は重なるところも多いのですが、「1」はあくまでも「見た目」(それも、素人から見た)での「良い姿勢」なので、客観的な「2」の意味での良い姿勢かどうかは分かりません。
例を挙げますと、よく言われる「背筋を伸ばしなさい」にしろ。反り腰になる危険性があり、実際、学校教育などでかつて指導されていた背筋の伸ばし方は、見た目には美しくとも背骨には悪影響です。
正しい姿勢で歩かないとどうなる?
例えば、歪んだつまみ方で鉛筆を握っても、影響が出るのは手だけなので、手の骨が変にすり減ったり、歪んだりするだけの被害ですみます。
「歩く」という行為は全身運動なので、正しい姿勢で歩かないと、先程も挙げた「背骨・骨盤・内蔵」に悪影響を及ぼします。
「正しい姿勢でのウォーキング」は、内臓の横隔膜への影響が最も小さく、それに従って横隔膜関連・肺関連の病気を減らす因子となります。
例えば、右足だけに体重を偏重させて歩くと、座ったときに右端の疲労を回復させようと、かばうような形で左の足が右を持ち上げるように(無意識で)なります。
そうなると、背骨が歪み…と、悪循環に陥るわけです。
正しい歩き方とは
特に意識しなくとも出来ている人も多いですが、「正しい歩き方」に必要なのは
1. (適度に)伸びた背筋
2. 真っ直ぐな歩幅
3. 膝の曲げ
この3つです。逆に言う悪い歩き方とは、典型的には明石家さんまさんなどの「右足はまっすぐなのに、左足は旋回しながら進む」歩き方など。これをすると、背骨に悪影響が出る可能性があります。
これを守っていれば、同じく「正しい歩き方」である「腕を適度にふること」もついてきます。膝を曲げてあるいているのに、腕だけ振らずに歩こうとすると、かなり動きとして不自然です。
なお、カカトは世間から言われているほど意識する必要はありません。
ただ、つま先から足を下ろすのではなく、足全体をつかって歩行しなければならないのは必須です。
スタンス理論と呼ばれる、体の重心に関するセオリーがありますが、そのセオリーによれば
1. つま先の右
2. つま先の左
3. かかとの後ろ右
4. かかとの後ろ左
タイプとして、立っているときの重心が違っているというセオリーがあります。
理想的には、体重や筋力は体に均等についていることが理想です。
しかし、
背筋・胸元
「背筋を伸ばすこと」を意識するあまり、反り腰になってしまっている方が居ます。
将来的に深刻なズレ・ユガミに繋がるので、おすすめできません。
体が歪んでしまうとどうなるか、もっとも影響が大きいのは、背骨への影響です。
背骨という箇所は本来、何キロもある上腕+頭重さ、それに加え足からくる衝撃を緩和するために、真っ直ぐではなく少し歪んでいます。
関節とは違うので、外れた後にまた戻ったりはしませんが、それなりに頑丈に出来ているので、事故でもない限り外れたりはしません。
しかし、頑丈であるということはデメリットでもあります。
例えば、老年になってからの腰痛のほとんどは、筋肉の衰えからくるものと言われています。
若い年代なら、自分の体重を筋肉で支えているのに、それを背骨で支えるようになり、次第に背骨がすり減って行き、骨と肉がバッティングするようになります。
(クッションの消滅です)
背骨と血中濃度
背骨の歪みは、そのまま血中濃度の歪みに繋がります。
神経伝達物質「ミエリン」の不足や、逆に過剰分泌などにつながっています。
「姿勢を正す」ということは、遠回りですがドライアイや頭痛を軽減させる道でもあります。
ただしい姿勢で歩かないからといって、それがそのまま死に繋がる病を生むわけではありません。
ただ、体の節々のゆがみが問題なのは、逆説的ですが、全国に乱立している整骨院が証明してくれています。
「正しい姿勢で歩きましょう」というメッセージは、「どうせ体はどんどん悪くなるのだから、少しでも体を大事につかいましょう」とも言いかえられるでしょう。
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