
その数字によると2017年までのイベント来場者の消費額は6年連続の増加といわれています。
インターネットが普及し便利な世の中で、どうして人々はあえてイベントに足を運ぼうとするのでしょうか。
今回はイベント市場規模から読み解く、今後のイベント産業について分析してみました。
イベントの市場規模が増加しているとはいえ、どのくらいの金額が動いているのか気になりますよね。
日本イベント産業振興協会(JACE)の発表では、2017年1月から12月までの1年間のイベント消費金額は16兆6490億円と発表しました。
この金額は前年比の100.7%と6年連続の増加であることも分かっています。
イベントの参加費用はもちろん、交通費や宿泊費、イベント会場外での支出を含めた金額です。
2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピックも控えていることからイベント市場規模は伸びることが予想されます。
それではこんなにもイベント市場が成長している理由は一体何なのでしょうか?
・SNSでの口コミ
イベント市場規模が成長している理由として、SNSでの力が大きく働いていると考えられています。
インスタやフェイスブックで何気なく見たお店に興味が湧いたことのある方も多いはず。
イベントもこれと同じで、SNSによる口コミの力が多いといわれているのです。
・インターネットで参加申し込みができる
インターネットの普及が人間を閉鎖的にさせているのでは?
と懸念される一方で、インターネットはイベント産業の成長のきっかけにも。
その理由として自宅にいながら、インターネットでイベントの申し込みができることが挙げられます。
インターネットはなかった頃はハガキや電話申し込み、一部では会場へ直接出向いての参加申し込みが一般的でした。
今ではインターネットからたったの数分で申し込み手続きができることから、イベント参加へのハードルが低くなったことも成長の理由と考えられます。
・仕事よりプライベートを充実させたい若者が増えている
プライベートを充実させたい若者が増えているのも理由の一つ。
一昔前は残業や休日出勤を積極的に行うことが、社会人としてのステータスでもあり、できる男の条件にもなっていました。
しかし今はまったくの正反対の現象が当たり前に。
「リア充」と呼ばれる言葉が誕生し数年。
今は仕事よりもプライベートを充実させたいと考えている若者が増えているのです。
仕事に費やす時間とお金は、イベント産業の方に回っているといっても過言ではありません。
・人間の本能的な欲求だから
アメリカの心理学者・マズローによると、人間は「生理的欲求」「安全欲求」が満たされると「帰属欲求」を求めるようになると説いています。
帰属欲求とはグループに属したいなど、誰かと一緒にいることを望む欲求のこと。
あなた自身も好きな歌手が同じ人に会ったり、趣味が一緒だったりすると「嬉しい」と感じるはずです。
それと同じでイベントにも自分と同じ趣味嗜好をもった人たちが集まります。
そういった場所に参加すると「楽しい」「落ち着く」と感じるのは「帰属欲求」が満たされるからなのです。
つまりイベント産業が伸びているのは「帰属欲求」の成せる業なのかもしれません。
最後にどんなイベントに人気が集まっているのかをご紹介します。
・音楽フェス
不動の人気を誇るイベントといえば音楽フェスです。
人間と音楽の歴史は深く、それこそ縄文時代にはすでに音楽が存在したといわれているほど。
日本を代表する音楽フェスといえば「FUJI ROCK FESTIVAL」ですよね。
「自然と音楽の共生」をテーマに1997年に開催されました。
この音楽フェスのヒットを皮切りに、今でもあちこちで音楽フェスが開催されるように。
ちなみに世界の格付けフェスで「FUJI ROCK FESTIVAL」は3位を受賞したこともあるのだとか。
・婚活・街コンイベント
恋愛に消極的な若者が増えたとはいえ、中には「恋愛したい」「結婚したい」と願う若者も少なくありません。
そんな「恋愛したい」若者向けに婚活や街コンイベントが開催されるようになりました。
音楽フェスのようなイベントに比べると規模は劣るでしょう。
しかし開催回数や開催場所は細々としているため、年間の市場規模にすると決して侮れないのです。
・食のフェスティバル
食のフェスティバルに関心を寄せるのは、若者だけではないのです。
子供からお年寄りまで幅広い年齢層の興味を引き付けています。
「肉フェス」を始め「B級グルメフェス」「パンのフェス」「スイーツフェス」などジャンルも豊富。
今後のイベント産業を支えるのは食のフェスティバルなのかもしれませんね。
・季節ごとのイベント
クリスマスやバレンタインなどのイベント産業も注目されています。
クリスマスには各地でイルミネーションを使ってのイベントを開催。
バレンタインの時期には「バレンタイン商戦」なんて言葉が定着するほどの大規模イベントに。
また近年では「ハロウィン」「イースター」も社会現象になっています。
ここ数年ではバレンタインよりもハロウィンの方が、経済的に高い影響があるといわれているそうです。
今回は成長するイベント産業についてご紹介しました。
まだまだ成長することが期待されるイベント産業。
今後どんなイベントが日本や世界を支えていくことになるのか注目が集まります。
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